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シャトー ランシュ バージュ[1994] 750ml
17325 円

シャトー　ランシュ　バージュ1980年代半ばから五級の地位をはるかにしのぐ出来を見せており、二級に匹敵するワインをつくり出しています。
「貧者のムートン・ロートシルト」と評されることも多く、ほとんどのヴィンテージで安全パイとなっているし、金銭的にも極めて良好なお値打ち品となっています。
このシャトーはボルドーのワイン街道を南から商業の町ポイヤックへ向かう途中、街道のすぐ西に位置します。
町と、その隣を流れるジロンド河を見下ろす小さな尾根の上にあります。
（この尾根が「バージュの丘」と呼ばれています）最近、大がかりな近代化と改築はあったものの、ワイン造りの基本的な考え方は伝統的なままです。
1980年以降、醸造は新しいステンレスタンクで行い、その後はそのままフレンチ・オークの小樽に移されています。
新樽の割合は、1982年当時は25％でしたが、より最近のヴィンテージでは60％に増加しています。
オーク樽での熟成期間は平均12〜15ヶ月で、卵白で成長しているほか、場合によっては瓶詰め前に濾過することもあります。
ランシュ＝バージュのワインを楽しむなというのが無理な相談であるのと同時に人当たりがよく、どんな時でもオープンで社交的であるように見えるジャン＝ミシェル・カーズをほめるなというのも無理な話です。
世界的名声を得るまでにランシュ＝バージュを急成長させた立役者である彼は、自信家で、アメリカの学校に通い、ネイティブ同様の英語を話し、グローバルな視野をを持っているだけでなく、彼と話せば誰でもわかるように、自分のワインには、元気いっぱいで、開放的で、率直で、それでいて最高のポイヤックの風格や個性を反映したものになって欲しいと願っています。
また、彼は、自信のワインだけでなく、ボルドー全体のワインの為に働く、疲れを知らない大使でもあります。
ポイヤックで彼ほど広く旅して、愛するランシュ＝バージュのみならずボルドーのあらゆるワインを雄弁に弁護する生産者はいないでしょう。
シラク大統領もようやくこの人物がフランスの地位と文化に多大な貢献をしていることに気付いて、2001年には同国最高の勲章、レジオン・ドメーヌを叙勲しています。
《ロバート・M・パーカーJr.著『ボルドー　第四版』より》

シャトー ランシュ バージュ[1994] 750ml
17325 円