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章によってすごく面白いか、そうでないか・・・

各章が、それぞれに独特のテーマで書かれているので、面白いものはすご〜く面白いし、自分が興味のないものはあまり魅かれなかった。ただ、この本を読んでから『SATC』のDVDを観ると、また新たな視点から観れるので、DVDを持っている人にはおすすめ。

海外ドラマファンにはオススメします

私は海外ドラマが大好きです。SATC のほかに、アリーマイラブ、ビバリーヒルズなど見ていました。この本は、そんなさまざまなアメリカのドラマとも比較したりしてあります。SATC のエグゼクティブプロデューサーのダーレン・スターが実は、ビバリーヒルズを作っていたアーロン・スペリングの事務所にいたとか、アリーとキャリーの比較とか、NHKなどで日本でも放送されていた海外ドラマを見たことがある人なら、うなずきながら読めると思います！SATC だけじゃなく、海外ドラマが広く見えてきますヨ。

楽しさ半減？、楽しさ倍増？

この本を買ったとき失敗だったかなぁと思った。なぜならば、あまりにも解析しすぎていて、自分の解釈と本の解釈とが違っていてなんだか寂しくなってしまったらだ。ＳＡＴＣは自分の好きなような解釈で、好きなように感じて、すきなように見る方がおもしろいと思う。ここまで奥深く解釈されてしまうと、なんだか味気なくなる。でも自分が気づかなかった細かい演技やその意味がわかったことも事実。だから楽しさ半減、楽しさ倍増ということでイーブンっていうところでしょうか。

内容が濃かった

Sex and the City は、30分完結のドラマで一見コメディ・タッチだから気軽に見ることができるドラマなんだけれど、実はその奥にとても深いテーマが介在しています。時には自分が抱えている悩みがリアルタイムで扱われていたりもして、他人事とは思えなくて考えさせられる。仕事、結婚、離婚、恋愛、不倫、セックス、ゲイ、レズビアン、お金、育児..., etc.この本も、他の海外ドラマの本と同じように軽いタッチで書かれているのかと思ったけれど、ドラマが実は深いテーマを持っているのと同じように、きちんとキャリーたちの生き方や考え方について書かれていました。アメリカの社会や歴史的背景もふまえてあって、ドラマの内容が損なわれなくて満足です。ファッションもおもしろかった。LA のときにサマンサが持っていたFENDI のバッグが象徴していたものとか、見ていたときには気づかなかったんだけど、とても練られた脚本だったんだなって読んでわかった。マノロ・ブラニクの紹介もよかった。私は仕事でいつも重いものを持ったりするから低いクツばかりはいていたけど、たまにはヒールの高いクツをはいて変身したいな～と思いました。それに、マノロ・ブラニクの靴の値段が高い訳にも読んで納得でした。New York に行きたくなりました。

ジェンダーがわかるこの一冊！！

ちょうど大学のジェンダー学のレポートを書くために参考になる本を書店で探している時にめぐり合ったのがこの本。いつもこのドラマを観てはいるので、なんとなく手にとって読んだら単なるドラマ本ではなかったのが意外。脚注には知らない単語などを分りやすく説明してあるし、文章も比較的おかたいタッチなのが逆にとても良いと思います。表紙のデザインもファッショナブルで気に入っています。これからどんどん変貌しているジェンダーについて、この本に学ぶことは多かったです。久しぶりに自分の中でヒットした作品でした。レポートはまだ作成中ですが、続編をだしてもらいたくらい気に入りました☆