テレビ朝日通販ショップTop > ドラマ > 江戸プロフェッショナル 必殺商売人 (上巻)
江戸プロフェッショナル 必殺商売人 (上巻)
価格:¥ 17,850
出演:藤田まこと,梅宮辰夫,火野正平,鮎川いづみ
おすすめ度
出演:藤田まこと,梅宮辰夫,火野正平,鮎川いづみ
おすすめ度
初めて見ました
他の方が書いているようにひたすら主水の殺陣が迫力があります。仕業人での仕置とは相反する堂々とした殺陣です。又、いつもなら新しい仲間が出来ても
次第に仲間意識が芽生えてくるのがパターンでしたが、今作にそういった要素は、かなり終盤まで見受けられない事はとても新鮮でした。
音楽に関してはいつもの平尾楽曲は全く使用されておらず、森田公一の音楽のみなので、最初はとても違和感があります。
ただ慣れてくればとても物語にマッチして商売人世界を彩っています。殺しのテーマも次第に癖になります。
作品全体としてはバラエティ色を取り入れるなどの仕事人以降の要素もありますが、可も無く不可も無くといったところです。
かといってつまらないというような事はありません。
仕事屋のおせいと中村主水の競演を見るだけでも一見の価値ありです。
酸いも甘いも噛み分けて
「新仕置人」と「仕事人」との間にあってやや浮いた感じの「商売人」。中途半端で統一性のないサブタイトルにも製作陣の迷いのようなものが感じられる。
梅宮辰夫のどっしりとした重厚な演技が光る。髪結いの櫛という何気ない小道具が殺しの武器になるのも,不思議に説得力がある。
物語は,何度も繰り返し観ないとその真意が理解できないところがあり,視聴者層をある程度以上の年齢に絞っていることがうかがえる。まさに酸いも甘いも噛み分けた大人による玄人の物語である。
渋い!!
中村主水主演の作品は、ほとんど鑑賞しましたが商売人は初めて
鑑賞しました。物悲しいBGMもGOOD。梅宮辰夫演じる新次
がまた大人の味を出しています。ストーリーは仕事人ほどではない
ですが、現代(昭和53年当時)の流行を取り入れており面白いです。
主水の殺しも豪快で、斬首、ヤクザ?数人をぶった斬る等パワー全快
です。下巻がとても楽しみです。
必殺おもろい夫婦??
プロデューサーに「やってしまった」と言わしめた珍タイトルですが、勿論必ず物を売りつける人、ではなく、キラーコンテンツを多数持つビジネスマン、でもありません(笑)。資料等の記述によれば、実際の江戸時代に於いて「商売人」とは事件、犯罪などに携わる仕事を行う「裏ゴト師」の事全般を指していたのだそうです。つまり仕掛人や仕置人よりも「リアル」なタイトルだった、と言える訳でして、そういう目で見ると、本編中で連呼される「商売人」という名称もなかなか感慨深い物があります。
さて本編で強調されるのはズバリ「夫婦」。実は必殺シリーズには視聴者層(当時)を意識したのか、全シリーズを通じて夫婦キャラが良く登場しますが、本作はその極め付けとも言える「(元)夫婦の殺し屋」が登場します。おせいと新次の二人がそれで、恐らくは「組織と個人」を強烈にフィーチャーした前作、新仕置人を受けて、より個人的な「妻の懐妊」と言うカウントダウン的設定をメインの主水に与えた上での、新キャラ設定だったのでは?と憶測しています。
出演者の草笛さんの近年のインタビューでは、夫婦としては終わっていても、相棒としてのコンビは解消しない(出来ない)業深いプロフェッショナルのあり方として、二人の設定は夫婦漫才の啓介唄子さんをモチーフにしていた、のだそうです。夫婦の殺し屋という設定は、例えば最近ではハリウッド映画「Mr & Mrs Smith」にも登場していますし、(あれは両方主水って感じでしたが笑)なかなか比喩的で秀逸な設定だったのでは、と思います。ですが映画やSPと言ったショートスパンの完結感を以て描いてこその「別れた夫婦の絆と愛憎」のウェットさを、絶え間ない日常を描く連続ドラマに落とし込み、それに対して前作のノリを引きずる主水と正八のアグレッシヴさが反発した事で、やや明確な着地点を見失ってしまった所に本作の失敗がある様に思います。夫婦や男女の絆について考えさせる様なエピソードに翻弄される4人、と言う描写がもっと全編にあると良かったのかもしれませんが・・。
しかし、所謂「仕置」をタイトルに冠さない主水物3作品、つまり仕留人、仕業人、この商売人は、そういった「映画的設定」を、果敢にTVドラマの長丁場に持ち込む事で、より濃密な「必殺像」を目指した作品であるとも思います。それゆえバランスを失ってしまった訳でもありますが、脅迫的なまでに「変化」を求めた初期必殺、特に仕事人以前の主水物を閉じる「最後の」作品として、無視できないシリーズなのです。
さて本編で強調されるのはズバリ「夫婦」。実は必殺シリーズには視聴者層(当時)を意識したのか、全シリーズを通じて夫婦キャラが良く登場しますが、本作はその極め付けとも言える「(元)夫婦の殺し屋」が登場します。おせいと新次の二人がそれで、恐らくは「組織と個人」を強烈にフィーチャーした前作、新仕置人を受けて、より個人的な「妻の懐妊」と言うカウントダウン的設定をメインの主水に与えた上での、新キャラ設定だったのでは?と憶測しています。
出演者の草笛さんの近年のインタビューでは、夫婦としては終わっていても、相棒としてのコンビは解消しない(出来ない)業深いプロフェッショナルのあり方として、二人の設定は夫婦漫才の啓介唄子さんをモチーフにしていた、のだそうです。夫婦の殺し屋という設定は、例えば最近ではハリウッド映画「Mr & Mrs Smith」にも登場していますし、(あれは両方主水って感じでしたが笑)なかなか比喩的で秀逸な設定だったのでは、と思います。ですが映画やSPと言ったショートスパンの完結感を以て描いてこその「別れた夫婦の絆と愛憎」のウェットさを、絶え間ない日常を描く連続ドラマに落とし込み、それに対して前作のノリを引きずる主水と正八のアグレッシヴさが反発した事で、やや明確な着地点を見失ってしまった所に本作の失敗がある様に思います。夫婦や男女の絆について考えさせる様なエピソードに翻弄される4人、と言う描写がもっと全編にあると良かったのかもしれませんが・・。
しかし、所謂「仕置」をタイトルに冠さない主水物3作品、つまり仕留人、仕業人、この商売人は、そういった「映画的設定」を、果敢にTVドラマの長丁場に持ち込む事で、より濃密な「必殺像」を目指した作品であるとも思います。それゆえバランスを失ってしまった訳でもありますが、脅迫的なまでに「変化」を求めた初期必殺、特に仕事人以前の主水物を閉じる「最後の」作品として、無視できないシリーズなのです。
江戸プロフェッショナル!
傑作と言われる必殺シリーズは『新仕置人』等他にもたくさんありますが、なぜか最も好きなこの作品。地味な殺しの技、渋い出演者達、そして主題歌「夢ん中」・BGM、ストーリーどれも愛して止みません。とにかく待ちに待ったDVD化です。カッコイイ中村主水(藤田まこと)の殺陣も含め、多くの人に観てほしい一品です。