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新日本紀行/冨田勲の音楽
東京交響楽団(アーティスト),東京混声合唱団(アーティスト),ひばり児童合唱団(アーティスト),大浦みずき(アーティスト)
おすすめ度
●新日本紀行(NHK紀行番組 1963〜1982年)/日本の素顔(NHKドキュメンタリー番組 1957〜1964年)
●ジャングル大帝(フジテレビ系アニメ番組 1965年)
●勝海舟(NHK大河ドラマ 1974年)
●文吾捕物絵図(NHK連続ドラマ 1967〜1968年)
●学校(松竹映画 1993年)
●蒼き狼の伝説(NHKスペシャル「大モンゴル」 1992年)
●国境のない伝記(NHKドキュメンタリー・ドラマ 1973、1987年)
●二つの橋(NHKドラマ主題歌 1962年)
●リボンの騎士(フジテレビ系アニメ番組 1967年)
●花の生涯(NHK大河ドラマ 1963年)
●天と地と(NHK大河ドラマ 1969年)
●新平家物語(NHK大河ドラマ 1972年)
●徳川家康(NHK大河ドラマ 1983年)
●決断(テレビ朝日系、日中国交回復20周年特別企画「揚子江」 1992年)
●多様な国土・爺さんの里(つくば博日本政府館「多様な国土」挿入曲 1985年)
●青い地球は誰のもの(NHK特集「70年代われらの世界」 1970〜1975年)
冒頭、「新日本紀行」のテーマ音楽が格別の味わい。今は昔の昭和時代、日本の農村の暮らしと風景が彷彿と浮かんでくるメロディー。心の奥の郷愁を呼び起こす、そんな音楽が、しみじみと胸に響きましたね。このテーマ曲集のなかでも、抜きん出て印象に残る音楽。素晴らしかったなあ。
ほかに、新しい時代への船出を感じさせてくれた「ジャングル大帝」「勝海舟」のテーマ音楽、宇宙にぽっかりと浮かぶ地球の将来、行き着く果てを考えさせられた「青い地球は誰のもの」の児童合唱の音楽がよかったです。
ということで、統一的なテーマのイージーリスニング・ノンヴォーカルの楽曲を期待していた私の希望からすると期待外れであった。取り上げられている曲目も、私のような若い世代には縁のないものばかりだ。
とはいえ、冨田氏のファンであれば買って損はないだろう。特に中高年の方は、ちょうど若いころにTVで流れていた曲ばかりなので、懐かしいと感じるのではなかろうか。
演奏も、ややエコーが効きすぎかなと思うこともありますが、アレンジもよく、とても感動し、癒されます。こういうアルバムに出会えたことが幸せだと感じます。