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心が洗われる気がします。

ドラマ「みんな昔は子供だった」のサントラＣＤ。なのですが・・・とても良いです！服部隆之さんの音楽は以前から大好きだったのですが、このＣＤを聴くことでその音楽性の素晴らしさに、さらに気付かされました！ドラマを見たことがない人も、ぜひ聴いてほしい１枚です。どの曲も素晴らしいのですが、とくにお気に入りはエンディングテーマ「星空の片隅で」のピアノ・バージョン。夜空を見上げながら響いてくる美しいピアノの音色は、本当に心が洗われる気がします。ピアノを聴いて、こんなに感動するのは初めてです。ぜひ、機会があれば一度聴いてみてください！

音楽アルバムとして聴くと新発見が

「えりい」もとい、国仲涼子扮するアイコ先生と山梨の素朴な風景がとてもマッチしたTVドラマのサントラ盤です（火曜日の夜10時台の放送だったが、僕としては子供も見られるように8時台の放送にしていたら、もっと人気があったと思えます）。ドラマ「王様のレストラン」や「新撰組！」などですっかり有名になった服部隆之氏の音楽ですが、この作品は違います。　これまでは自己主張が強く感じられた彼のサウンドでしたが、優しいメロディとおおらかな編曲がドラマの風景にうまく溶け込んであり、第１回の放送でクレジットが出るまでは彼のお父上「服部克久氏」の作品だと思い込んでいた程です。その点でも、隆之氏の表現力がお父上の領域にまで達した「新境地」の一作だと思えますし、それを抜いても音楽の表現力の楽しさを堪能できる一枚ではないでしょうか。（ただメインテーマなどは「一曲」としてまとめ直して、もっと演奏時間が長くてもいいかなあとも思えました）

このまま埋もれてしまうのはもったいないほどの傑作

正直ドラマの方はあまり芳しい出来ではありませんでしたが、音楽がとても印象に残ったので購入しました。作品の主題となる「山村の思い出」「アイ子先生」は朴訥で親しみやすい旋律で、ピアノバージョン、ギターバージョン、ボーカルバージョンと収録されていますが、どれも大変丁寧にアレンジされており、「子供ごころ」はゴンチチを彷彿とさせるような世界観で、服部氏の幅の広い才能が感じられます。このサントラは数ある連ドラの劇判として埋もれていってしまうのはもったいないほどのクオリティで、正直驚くほどです。どの曲もインストゥルメンタルとして単独で聴いても充分に耐えられる気合の入った作品だと思います。