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アイドル以前

本作品は、アイドルとしてブレイクする前の素の松浦亜弥を見ることができる貴重な作品である。初々しく垢抜けない表情や、緊張気味の表情は今となっては、貴重な記録である。七里ガ浜を舞台として、青い空や海、江ノ電、江ノ島を背景に、松浦亜弥本人のナレーションによる詩を中心にして、物語が展開する、美しい映像作品に仕上がっている。作品自体の質も高いので、ファンならずとも、見て損はしないと思う。

これぞ原石。

２０００年に放送という事で、当時あややはまだ１４歳。いまと比べると当然だけどセンが細いし、悪く言えば垢抜けていない、良く言えば素朴という感じです。熱烈ファンの人、こういう表現だけどどうぞお許しを。演技がどうこう言うつもりはありません。デビュー当初のあややの映像、今となっては貴重品だと思いますし『よくぞ彼女を選んでくれた』あるいは『よくこの映像を残してくれた』という感じがします。ナレーション録音もスタジオじゃなくデンスケだし、まだつたないのですが・・・うん。いいです。何より見ていて癒されます。これは見る人それぞれの感想があって良い作品だと感じました。もちろん私は絶賛です(^^)　当時のあややも、もちろんですがかわいいですね。

光と波と少女と・・

ちょっと変な女の子の静かな日常を切り取ったアンビエントな映像作品。七里ヶ浜の美しい風景と光の中で、波の音と少女のつぶやきを聞きながら、ゆったりとした時間を味わえる。過ぎゆく少女の瞬間を凝縮した詩的な連作といった感じで、松浦亜弥のBGMがウザイと感じられるほどに映像作品として完成している。ともかくも松浦亜弥のPV以外の映像作品の中ではこれが最高傑作だと思う。アイドル「松浦亜弥」の魅力で押し通す作品ではなく、今関あきよしを中心としたスタッフの力によるところが大きい。もっとも松浦亜弥本人の魅力もあり、演技力とかアイドル性といった次元ではなく、一人の少女としての未完成なそのままの松浦亜弥が作品に味を加えている。テレビの企画物としてここまで良い作品に仕上がったのは、いろんな偶然が重なった奇跡的なことだったと思う